時間:Ⅰ→25分 Ⅱ→30分(全部で90分)
得点配分:英語は計60点
設問形式(2022年度):
大問Ⅰ 長文(短めの長さ)読解。小問4題。
問1 文章正誤。枝問7問、各5つ選択肢。主語の指定あり。
問2 文の意味・解釈。枝問4問、各5つ選択肢。
問3 要約文選択。5つ選択肢。
問4 単語の意味、解釈。枝問5つ。
大問Ⅱ 長文(短めの長さ)読解。小問5題。
問1 文章正誤。枝問3問、各5つ選択肢。主語の指定あり。
問2 内容不一致4つ。各9つ選択肢。
問3 単語空欄補充。枝問3つ、各5つ選択肢。
問4 単語の意味、解釈。枝問3つ、各5つ選択肢。
問5 発音の不一致。枝問3つ、各5つ選択肢。
傾向:
・2022年まで大問が7つ(Ⅰ~Ⅱが長文読解、Ⅲが前置詞挿入、Ⅳが動詞挿入、Ⅴが文法・語法正誤、Ⅵが文章整序、Ⅶが自由英作文)でしたが、2023年は2019年同様に大問が8つ(Ⅰ~Ⅱが長文読解、Ⅲが前置詞挿入、Ⅳが図表・短文を読み取ったうえで答える空所補充、Ⅴが文法・語法正誤、Ⅵが空所補充、Ⅶが条件付き英作文、Ⅷが自由英作文)でした。
・英作文が2つあったため(1つ目は新しい出題形式)始まってすぐ時間配分を立て直す必要があると思います、また、時間に余裕はないです。
・さかのぼって過去問を見てみると、求められていること自体に大きな違いはありません。ですが、2023年は英作文が2つに増えたためアクティブラーニングも重要視していることが考えられます。基本的な文法問題・単語問題から、大半の受験生が初見であろう単語の意味問題まで幅広く問われていることが特徴的です。
・必ずしも法学に関係のない話題も出題されます。社会問題の話題が多いです。
・大問2は毎年発音問題が出題されます。
方法:
・問題に目を通した上で「文章のテーマ」と「問われている点がどこにあるか」を意識して、読解に進みたいです。
・文章内容について問う問題が多いです。ただ、Ⅰ、Ⅱどちらも長文なため強弱をつけて読む必要があります。強い部分は問われている点、弱い部分は問われていない内容。
・文の内容正誤問題は、選択肢の意味に気を取られすぎずに主語・準否定語などにも注意。
・知らない単語の意味を問われたら、文章内容(文章前後の筆者の反応からなど)から予想をたてる必要があります。
「他言無用の最終兵器」:
・問題文の先読みと、パラグラフリーディングを心がける。
(理由)長文な上、内容が分かりにくい文章が多いと感じます。まず、その文章がどういったテーマなのかを問題文から読み取る、文章展開の把握の順で進めることで要約問題の大枠を作れると思います。また、文章内容が分かれば、単語問題でも意味の予想が可能です。
例)2022年度、Ⅰの小問4(1)より。
~He smiled back and kind of shrugged as if to say,” I just can’t help myself”. The teacher and too-boy were in cahoots. Sandy was beautiful. 【Adapted from Tressie McMillian Cottom, Trick: And Other Essays(2019)】