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SMK「方法」toolのご紹介!「小学生用 国語⑨」 記述の点数が取れない

  小国⑨7  物語ハウス

 

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tool通しNo. : 小国⑨7
tool名 : 物語ハウス
toolの場所 : ファイル
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●記述問題の点数が取れない●


書いて、一応答案は作れるけれど、点数が取れない。

その原因としては次のように考えられます。



①誤字・脱字がある。

②表現に問題がある。

③定型が守られていない

④設問からずれている。

⑤文章の理解が正確ではない。

⑥もっと書くことがある。



一つずつ見ていきましょう。



①ただ漢字を覚えられていないレベルのものもありますが(それは覚えればよいですね)、
視覚認知の問題で上手に書けなかったり、
抽象的な意味の漢字は想起が難しかったりします。
記述の仕方の問題というより、読み書きの問題として対策する必要があります。


②日本語として誤りとされるもの、
会話では話すが書き言葉では書かないもの、
ら抜き言葉など文法的な誤りなど。
これは記述問題でその表現を書いてしまうたびにアドバイスしてもらう以外に、
その傾向を取り出して、「本当はこう書くんだよ、こう言うんだよ
という学習をする必要があります。




③まず定型があるということを導入します。
一度導入したものの忘れてしまった答案になっているときには、
何度かは指摘しますが、
どうしても忘れてしまう場合は設問の文章に
「どこに気を付けるかマーカー」を引いてもらって、
その言葉が出ているときはこういうことに注意して答える、ことを意識化します。



④設問を口頭で咀嚼して質問してあげます。
口頭で正解が言えれば、文章の読みの問題になります。
設問の文は短いですが、何を聞いているのかわかりづらいこともあるため、
2~3の文節ごとに区切ってみるとわかりやすくなります。
口頭でも正解に近いことが言えなければ、⑤の問題になります。



⑤まず段落ごとに番号を振ります(段落の意識化)。
説明文の場合段落ごとに、一番大事なことをマーカーで引いて、
マーカーに通し番号をつけておきます。読み終わったときに、
筆者の言いたかったことは何だったか、絶対に必要なマーカーの番号を集めてもらいます。
物語文の場合、段落ごとに、だれが、いつ、どこで、だれと、何をして、
どんな気持ちになったかを把握してもらいます(物語ハウスを使います)。



⑥解答欄は結構広いのに、書くことが少ない生徒がいます。
広いということは、「このぐらいは必要かな」ということで用意されているので、
なるべく書けることはすべて書きたいです。
書いていることに、足せることはないか文章の中から探し、
足してもらって、「解答欄いっぱいに書く」ことを身体で感じてもらいます。



指摘するだけでは直らないこともあります。
実際に生徒さんに行動して体得してもらうのが良いでしょう。



上手く直せたら最大限に褒めてあげてくださいね。


 

模範解答と自分の解答を見比べてもらって、どこが違うか聞いてみるのもいいですね。